中華カレーってジャンルってあるんですかね?中国の人はあまりカレーは食べないって聞いたことあるけど本当のところどうなんでしょうね。台湾の人にも聞いたけど「あるけどマズい!」って言われたね。
神戸には中華カレーの老舗がトアロードにあったけど締めてますね。神戸は在住の中国人である華僑の方が多いので、こういったカレーが出来たのでしょうか?
で、中華カレーってそもそも他のカレーとどう違うんでしょうかね?そんなことを考えながら、この店はカレーで有名という中華屋さんに行ってきた。
なんでも、半分くらいのお客さんはカレーを頼むんだとか。
花隈城の浜側の派出所の通りを入ってすぐのとこにカレー色いや黄色いテント地に香美園とあるのですぐにわかる。
店内に入るとザ・食堂って感じの懐かしい空気感。店員さんのおばちゃんもウェイトレスでなくてザ・給仕って感じ。
数ある中華メニューの中からカレーを選ぶのは、なんだか申し訳ない気がするのだが、あるのだから仕方がない。「なぜなら、そこにカレーがあるから」という名文句を思い出す。(←そんなんないか・・・。)
おばちゃんに「なににする?」、ボク「カレーライス」、おばちゃん「カレーね」、言い直された。メニューには確かに「カレー」としか書いてない。おばちゃんまじめだ。カレー(650円)をチョイス!
お店は繁盛してるようで、お客さんが出たり入ったりする。そのたびに他のお客さんがオーダーするのを耳を澄ませて聞いていると、ほぼカレー。たまに五目焼きそば。五目焼き飯もあったかな。
そうこうしてると、すんごい湯気を炊いて出てきた中華カレー!ジャジャーン!
キ・キ・キ・黄色い!
そしてその黄色いカレーにスプーンをぶっ刺したスタイルで出てきた。ワイルドだ。これが青龍刀だったら一刀両断にされてるとこだった。そうだここは中国なんだ。インドではない。気をつけろ。
ライスが全く見えない状態。これは確かに見た瞬間は「カレーライス」ではなく「カレー」だ!「ライスさ~ん、ライスさ~ん、どこにいるんですか~、出てきてくださ~い」
具材は細めに刻んだ玉ねぎと一口大のジャガイモ、そして薄切りの豚肉が出て来る出て来る。
写真の通りこのアワアワは小麦粉でとろみをつけたルー。
スパイスは恐らくターメリックとブラックペッパー、そして味の素ぉ~!それを混ぜて小麦粉ぉ~!違かったらごめんなさい。
冷めてくるとやっぱり小麦粉がシャバシャバになってカレースープのようになって、これはこれで美味い。
いや~美味いっていうか、これってなんか懐かしいんでしょうな。口に入れたものが、何か古い記憶と合致して心地よさを感じるのでしょう。それを美味いで片付けてはいけませぬな。
で、中華カレーってなんでしょ?とくに中華系のスパイス(花椒とか)を使ってるってわけでもない。中華系の調味料(豆鼓とか豆板醤)を使ってるわけでもない。もしや中華屋で食べれるってだけ?
これを食べて思い出したのは新開地にあるグリル金プラのカレー、はたまたグリル一平のカレー。似てる気がするんだけど昔の味の記憶なので怪しい。これは試しに行かねば。中華カレーってグリル洋食屋のカレーと同じなのではという疑惑がわくわく。同等だったらジャンル改め「ノスタルジックカレー」いや「昔カレー」でいっか。
さ!明日もカレー食べるぞ!
店名:香美園民生支店
ジャンル:【神戸100カレー】その他
電話:078-391-4015
住所:神戸市中央区元町通3-16-2
地図:
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